【2026年義務化】熱中症から作業員を守る防犯カメラ活用術|東京都の奨励金も紹介
2026/06/17
東京・立川を拠点に、防犯カメラの販売から設置工事までをワンストップで手がける株式会社セキュアプロバイドです。
2025年6月から、職場での熱中症対策が事業者の義務になったことをご存じでしょうか。
屋外の作業現場や倉庫、空調の効きにくい工場などでは、従業員が倒れていてもすぐに気づけないケースが少なくありません。
「人手が足りず、現場を常時見回れない」――そんな悩みを抱える企業にとって、防犯カメラを使った遠隔での見守りが、いま新たな安全管理の選択肢として注目されています。
そこでこの記事では、防犯カメラを熱中症対策・労務管理に活かす方法を解説するとともに、東京都が実施する熱中症対策の奨励金制度もあわせてご紹介します。
■2025年6月から「熱中症対策」が事業者の義務に
2025年6月1日、労働安全衛生規則の改正により、職場における熱中症対策が事業者の義務となりました。
これまで「努力義務」だった部分が明確なルールへと変わり、対応を怠った場合は罰則の対象となる可能性もあります。
義務化のポイントは、大きく次の2つです。
①熱中症のおそれがある労働者を早期に発見する体制を整えること
②発見した際に速やかに対応する手順をあらかじめ定めておくこと
つまり、「気づく仕組み」と「動く手順」の両方が求められるようになったということです。
対象となるのは、WBGT(暑さ指数)28以上、または気温31度以上の環境で、連続1時間以上・1日あたり4時間を超えて作業が見込まれる場合とされています。
建設現場、工場、倉庫、屋外設備の点検作業など、当てはまる職場は決して少なくありません。
■なぜ「防犯カメラ」が熱中症対策になるのか
義務化で求められる「早期発見の体制」。ここで力を発揮するのが、すでに多くの現場に設置されている防犯カメラです。
防犯カメラというと「不審者対策」のイメージが強いかもしれません。しかし近年のカメラは、スマホやPCからのリアルタイム遠隔監視に対応しており、離れた事務所からでも現場の様子をその場で確認できます。
たとえば、こんな使い方が可能です。
●炎天下の屋外現場を事務所のモニターでまとめて監視し、作業員の異変にすぐ気づく
●空調の効きにくい倉庫や工場で、一人作業のスタッフをカメラで見守る
●録画映像を、休憩取得や安全管理が適切に行われた記録として残す
「人を増やして見回りを強化する」のは、コストも手間もかかります。
すでにあるカメラ、あるいは新たに設置する1台で、見守りの目を一気に増やせるのが大きな利点です。
■AIカメラなら「異変の自動検知」まで可能に
さらに一歩進んだ対策として、AI機能を搭載した防犯カメラの活用があります。
映像をAIが解析することで、人の動きや姿勢の変化を捉えられるため、その場で倒れ込むような動作や、長時間動きのない状態を検知してアラートを出すといった運用が期待できます。常時モニターを見続けていなくても、「異変があったときだけ通知が届く」仕組みをつくれるのです。
人の目だけに頼った監視には限界があります。AIカメラを組み合わせることで、見落としのリスクを減らし、対応の遅れを防ぐ体制づくりにつながります。
■東京都の「熱中症対策の奨励金」もチェック
熱中症対策を進めるうえで、あわせて知っておきたいのが東京都の「暑さに配慮した職場環境づくり奨励金」です。
これは、熱中症を生ずるおそれのある作業を行う職場がある都内の小規模企業等が、熱中症予防対策に取り組んだ場合に一律20万円が支給される制度です。
制度の概要は以下のとおりです。
●支給額:1社につき20万円(定額)
●申請方法:電子申請(Jグランツ利用/GビズIDの事前取得が必要)
●主な対象条件:本社または主たる事業所が東京都内にある小規模企業等で、WBGT値28度以上または気温31度以上の作業場で、継続1時間以上または1日4時間超の作業を行う職場があること
取組内容は、次の3つが必要とされています。
①WBGT値(暑さ指数)の活用・熱中症予防対策の実施
②熱中症予防対策のための物品の購入(空調服・WBGT計など)
③上記の取組についての報告
令和8年度(2026年度)は年4回の抽選方式で募集されており、申請スケジュールは以下のとおりです。
| 回 | エントリー期間 | 取組期限 | 支給申請期限 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 4/27〜5/13 | 9/30 | 2026/11/30 |
| 第2回 | 6/22〜6/26 | 11/30 | 2027/1/29 |
| 第3回 | 8/24〜8/28 | 1/31 | 2027/3/31 |
| 第4回 | 10/19〜10/23 | 3/31 | 2027/5/31 |
なお、対象となる物品の詳細は募集要項に明記されていないため、購入前に東京しごと財団へ直接ご確認いただくことをおすすめします。
制度の最新の要件・スケジュールも、必ず東京都の公式情報をご確認ください。(金額・期間・要件は変更される場合があります)
この奨励金を活用して空調服やWBGT計などの対策グッズを揃えるタイミングで、ぜひあわせて見直していただきたいのが、現場の「死角」です。カメラで死角をなくすことも、熱中症で倒れた作業員を早期発見するための有効な手段のひとつです。
■まとめ|「見守りの目」を増やして、暑い夏を乗り切る
熱中症対策が義務化されたいま、求められているのは「気づく仕組み」と「動く手順」です。
防犯カメラは、不審者対策にとどまらず、従業員の安全を守る“もう一つの目”として、その役割を大きく広げています。
「現場を常に見回るのは難しい」「コストを抑えながら安全管理を強化したい」――そうお考えの企業さまは、ぜひ一度ご相談ください。株式会社セキュアプロバイドが、現場の環境に合わせた最適なカメラ選び・設置プランをご提案します。

