有限会社コウワ精巧製作所

事務所荒らしの手口と対策|防犯設備士が解説する法人の侵入防止策

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事務所荒らしの手口と対策|防犯設備士が解説する法人の侵入防止策

2026/07/10

東京・立川を拠点に、防犯カメラの販売から設置工事までをワンストップで手がける株式会社セキュアプロバイドです。

 

「うちのような小さな会社は狙われないだろう」――そう思っていませんか。

会社の事務所に侵入し、金品を盗む「事務所荒らし」は、警察の統計でも独立した手口として分類されている犯罪です。夜間や休日、無人になる時間が長い事務所は、侵入者にとって都合のよい標的になり得ます。

 

そこでこの記事では、事務所荒らしの侵入手口と、法人が今すぐ取り組める侵入防止策を、防犯設備士(第25-34203号)の視点から解説します。

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■「事務所荒らし」とは

 

事務所荒らしとは、会社などの事務所に侵入し、金品を盗む手口を指します。空き巣や出店荒らしと並ぶ「侵入窃盗」の一種として、警察の統計でも独立した分類が設けられています。

 

狙われやすいのは、夜間や休日など、長時間にわたって無人になる時間帯です。人の出入りが途絶え、周囲に気づかれにくい環境は、侵入者にとって好都合といえます。

 

被害は現金だけにとどまりません。パソコンや機器の盗難、そこに保存された顧客情報や機密情報の流出にまで及べば、事業への打撃は計り知れません。

 


 

■どこから狙われる?事務所への侵入経路

 

事務所への侵入経路は、大きく3つに分けられます。

 

侵入経路 主な手口
正面出入口 シャッターやガラスを破る、錠を壊す
通用口 錠や扉を壊す、ガラスを破る
ガラスを破る、面格子を壊す、無締まりからの侵入

 

見落とされがちなのが通用口や裏手の窓です。正面玄関の防犯は意識していても、人目につきにくい裏側は手薄になりやすいもの。侵入者は、建物の中で最も弱い一点を探して入ってきます。

 

また、意外に多いのが施錠忘れ(無締まり)による侵入です。「最後に出た人が閉めたはず」という思い込みが、被害の入口になることもあります。

 

参考:千葉県警察「事務所荒しの防犯対策」

 


 

■事務所荒らしの手口は多様化している

 

近年の事務所荒らしには、次のような傾向が見られます。

 

ガラス破りが主流:窓や出入口のガラスを破って侵入する手口

解錠手口の多様化:ピッキング、サムターン回し、カム送り解錠など、特殊な器具を用いて錠を不正に開ける手口

金庫被害:金庫を壊す、あるいは金庫ごと持ち去る手口が依然として発生

組織的な犯行:複数人による計画的・悪質な犯行が増加

 

ここで押さえておきたいのが、「金庫があるから安心」とは限らないという点です。持ち運べる大きさの金庫は、中身ごと運び去られるおそれがあります。金庫は床や壁に固定し、そもそも侵入させない対策と組み合わせることが重要です。

 


 

■防犯設備士の視点|対策の基本は「時間・音・光・目」

 

侵入者は、侵入に時間がかかると犯行をあきらめる傾向があるとされています。そのため防犯設計の基本は、侵入を「不可能にする」ことではなく、侵入に手間と時間をかけさせ、割に合わないと思わせることにあります。

 

そのための要素が、次の4つです。

 

時間をかけさせる

ドア・窓の錠や構造を防犯性の高いものにする。ディンプルキーへの交換、補助錠の追加によるワンドア・ツーロックが有効です。窓には防犯フィルムや防犯ガラスを検討します。

 

音を出す

警報ブザーや、割れると音が出る仕組みは、侵入者にとって大きな心理的圧力になります。

 

光を当てる

センサーライトで人が近づくと点灯する仕組みは、暗がりを好む侵入者への抑止力になります。とくに建物の裏手や通用口まわりは効果的です。

 

人の目・カメラの目を届かせる

植栽や資材で死角をつくらないこと。そのうえで、「見られている」と分かる形で防犯カメラを設置すれば、抑止と記録の両方が期待できます。

 

これらはどれか一つでは効果が限定的です。組み合わせて初めて、侵入をためらわせる環境がつくれます。

 


 

■今すぐできる事務所の防犯チェック

 

費用をかけずに、今日から見直せるポイントもあります。

 

退社時の施錠確認を、担当者を決めてルール化しているか

通用口・裏手の窓・シャッターに、施錠忘れや不具合はないか

現金や重要書類を、机や棚に置きっぱなしにしていないか

金庫は床や壁に固定されているか

建物の裏手が、植栽や資材で死角になっていないか

鍵の管理(貸与・返却・紛失時の対応)は明確か

 

とくに鍵の管理は見落とされがちです。退職者から鍵が返却されていない、合鍵の所在が分からないといった状態は、それ自体が大きなリスクになります。

 


 

■まとめ|「入りにくい事務所」をつくる

 

事務所荒らしは、無人になる時間が長い事務所を狙って発生します。手口はガラス破りを主軸に、解錠手口の多様化や組織的な犯行など、年々巧妙になっています。

 

対策の基本は、「時間」「音」「光」「目」の4つを組み合わせ、侵入に手間がかかる環境をつくることです。錠や窓の強化、センサーライト、防犯カメラ、そして日々の施錠・鍵管理。ひとつずつ積み重ねることで、「狙いにくい事務所」になっていきます。

 

株式会社セキュアプロバイドでは、防犯設備士の資格を持つスタッフが、事務所やオフィスの環境を踏まえた総合的な防犯対策をご提案します。「どこから手をつければいいか分からない」という段階でも構いません。お気軽にご相談ください。

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